内容説明
チュソク(秋夕)は、旧暦の8月15日、だいたい9月の中旬の収穫のはじまる時期にあります。正月とならぶ韓国の大きな行事で、3日間休みとなります。チュソクの前日の夕方には、お月さまをみながら新米でソンピョン(松餅)をつくり、チュソクの当日には秋の収穫のよろこびを先祖に感謝してから町じゅうでお祭りがはじまります。都市に住んでいる多くの人が故郷に帰るので、この絵本をみると高速道路がとても混んだり、まるで日本のお盆とそっくりと思うのではないでしょうか?日本のみなさんが本書を開いてみることで、韓国の風習や文化をより身近に感じるのではないかと思います。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
41
韓国のチュソク(お盆)を描いた絵本。お墓参りのため田舎へと帰省するソリちゃんたち家族。帰省ラッシュに巻き込まれたり、親戚一同が集まってごちそうを囲んだり、ご先祖さまにチャリェ(お供え)をしたり…。国や文化は違えども、日本の馴染ある風習ととても似たものが多く、親近感が湧きました。そして、眺める風景がなぜかとても懐かしく、古き良き日本の風景を見ているようでした。すごく心が温かくなる良き絵本。多文化理解にも。2021/08/19
かもめ通信
28
先日読んだ『絵を読み解く絵本入門』からの派生読書。海外の現代作品として紹介されていた韓国発の絵本だ。秋夕(チュソク)は、里帰りして親族が集い、満月の下で松餅(ソンビョン)をいただく旧暦の8月15日、中秋の名月の催事だ。絵本では都会に住むソリちゃんが体験するチュソクの行事を丁寧に紹介してくれる。日本のお盆やお彼岸の行事に似ているところも異なるところもあって興味深い。2018/09/24
gtn
25
お盆の帰省に備え、散髪する人、銭湯に行く人、そして車の大渋滞。何より、親や実家に集う親戚との交歓。となりの国も同じだなと、心が和む。2022/07/14
ヒラP@ehon.gohon
24
韓国のチュソクという行事を通して、異文化の中で、日本のお盆ととの共通点、町並みの類似点とともに国民性の違い、村落の造りやしきたり、等々興味深く細部まで楽しめる絵本です。 通常の邦訳本では、店の名前も訳されていると思うのですが、ハングルのままであったり、店内の様子まで紹介されていたり、サービス精神がたっぷりでもあります。 「農者天下之大本(者は旧字体)」の漢字は韓国で使われている言葉でしょうか。2018/08/31
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
第47回青少年読書感想文コンクール課題図書 中学年 定例会にて『100歳までに読みたい100の絵本 木村民子著 亜紀書房』を共有。大人向けおはなし会や高齢者向けおはなし会で読む、というよりまずは自分たちの中でこの本に書かれた本を消化しよう、しっかりと消化した上でおはなし会の選書リストに入れなければ、曲がって伝わってしまうものもあるので(人生の終わり方など)。覚書としてテーマに沿ってまとまておきます。【人生をふりかえって~家族~思い出を紡ぐ場所】2019/06/01