感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
令和3年度小学校朝読書リスト 高学年 (朝読書で読んだ絵本や紙芝居はそのまま貸し出します) 背が高いというコンプレックスから、森で一人暮らす女の子。コンプレックスって誰もが持っているもの。でもね、1歩前に出てごらん。自分が思っているほどのものではないんだよ。ということが子どもたちに伝わってほしい。 【ジェンダー絵本 女の子らしく なくていい!】2021/05/18
みか
6
絵本から発せられるメッセージは、子供たちのジェンダー・アイデンティティ(「男/女はこういうもの」という意識)形成に影響を及ぼすと言われている。絵本におけるジェンダー表象を分析研究する活動の一環として、「絵本から考える子育て」と題したワークショップを主催し、本作と『せかいいち大きな女の子のものがたり』を一緒に取り上げた。本作は、「大きい女の子」を家族や本人がどう受け入れるかの問題について描いている。母親が女の子に「大きいと友達もできないし結婚もできない」と言い、彼女の自信を喪失させている。2008/05/19
遠い日
5
気にし始めたら、どうにもならない体のコンプレックス。母親にまで言われてしまう背の高さに悩み、森で一人暮らす女の子。そんな女の子に、真正面から向き合い、心を繋いでくれた若者の爽やかさに読み手のわたしも救われる。それに、思いきって出かけたカーニバルでは背の高さに賞賛の声さえかけられる。自分らしく在ることを、ちゃんと見ている人はいるのだ。2014/08/31
ケニオミ
5
誰もが持っているであろう身体上の欠点。そのことを気にし始めたらきりがないんだよね。主人公の女の子にとっての欠点は、女の子にしては背が高すぎること。女の子ののっぽなんてと、母親からも言われます。でもね。それは自分が考えているだけのことかもしれないよ。表紙を見てよ。女の子の周りで皆楽しそうにしているよ。2014/01/18
がる
3
背が高いというコンプレックス。 こういう視点の絵本は嬉しいなー。 2015/02/07