内容説明
本書は、ノルウェーにつたわる昔話です。ノルウェーはけわしい山が多く、フィヨルドという複雑な海岸線にかこまれた北の国です。きびしい気候と自然を背景にしたノルウェーの昔話は、あらけずりでゆうかんながらも、どこか素朴でユーモラスなのが特徴です。ノルウェーの昔話は、アスビョルンセンとモーの二人によって採集され、本にまとめられました。今から150年あまり昔のことです。ノルウェーをはじめとする北欧の昔話には、ふしぎないきものがたくさん登場します。海、川、湖、山、森など、自然のあらゆる場所にそれぞれの主のような存在がいて、魔法のちからを持っています。本書には、湖の主がでてきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
14
(図書館本)12人兄弟の王子達が父親である王様の命令で嫁探しの旅に出るお話。理不尽な出来事・意味不明な事の連続である意味面白かった。絵(特に表紙)は可愛かった。2019/10/10
遠い日
10
ノルウェーの昔話。草の中のお姫さまは呪いにかけられていたのでしょうか。12人兄弟の末っ子の弟の正直さと気の弱さも、人間臭い。昔話の理不尽さは、その国のお国柄も繁栄されるもの。めでたしめでたしの影に、ダークさが潜む。2015/04/21
みよちゃん
9
末の王子様が王子様の望む姫さまを連れてきてハッピーエンド。バカさまと呼ばれる王子様のかわりに、はいまみれと呼ばれる王子様、カエルの姫ではなく、草の中のお姫様、スプーンの乗り物など、ノルウェーらしいのかな。2019/10/17
どあら
9
図書館で借りて読了。絵は素敵なだけに内容が残念なのがもったいないです(^_^;)2016/05/16
紅生姜
8
表紙がとってもかわいくて、すみれのようなかわいいお姫様が出てくるお話だと期待して読みましたが、なんだか不思議な展開が盛りだくさんでついていけない部分もありました。それでも昔話の理不尽さって、醍醐味だったりもするので、楽しんで読みました。2018/02/23
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