内容説明
漁師の少年トーマスとケートのふたりは、この世のはしっこの島でしあわせに暮らしていました。ところがある日、ケートはおそろしい巨人にさらわれてしまいます。ゆうかんなトーマスは、巨人の城へと出発しますが、ケートを救い出すためには海底の王国へ大粒の真珠を取りにいかなければなりません。そこは、妖術を使う王女がいる危険なところでした。幸運なことにトーマスは、いぜん助けてあげた動物たちに出会い、力をかしてもらいます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
39
近所の図書館の放出本としてゲット。スコットランド民話。心優しい猟師の少年と、織物の得意な少女が仲良く暮らす島に、恐ろしい巨人も住んでいた。ある日、少年が漁に出ていると、巨人が少女をさらってしまう。イラクサで上着を編ませた上で、食べてしまうというのだ。少年は、以前助けた動物たちの力を借りて、少女の救出に向かうのだが・・・。話が二転三転する上、最初の何気ない描写が伏線になっていたりして、非常にスリリングで面白かった。また、日本の浦島太郎伝説や、アンデルセンの白鳥の王子の話などとの類似性も興味深いところ。2018/05/03
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
スコットランドの民話。猟師の少年トーマスと、ケートという少女は、この世のはしっこの島に住んでいました。トーマスは動物たちを助ける優しい少年です。島の反対側には恐ろしい巨人が住んでいて、ある日ケートが攫われてしまいました。トーマスに親切にされた動物たちは、トーマスを手伝ってくれます…。2021/03/30
遠い日
10
スコットランドの民話。自分が助けた動物たちに恩返しのかたちで助けられながら、巨人にさらわれた恋人の少女を助け出す冒険譚。さまざまな困難がトーマスを襲うけれど、ちゃんとどれにも解決と助力の方法があることで、安心して読める物語。巨人が夫婦であることで、お話に二股の流れができて、最後の収束もおもしろい。2016/09/15
Tomoko.H
10
動物たちに助けられて、巨人にさらわれた少女を助け出す少年の冒険。絵本というと、こういう不思議な存在(巨人とか、小人、妖精、妖怪とか)や魔法と冒険に満ちたものに惹かれるなあ。そういうものには民話が多いと思う。これは絵もきれいでとてもいい。2015/12/12
mntmt
8
スコットランドの民話。綺麗な色合いの絵が良かった。2015/11/26