内容説明
あなたが終末を迎えるときにおだやかにそのときを受け入れることができるだろうか。人間らしく尊厳をもって扱ってほしいのはだれしもが望むこと。家族を看取った医療従事者の体験からあるべきケアのかたちを考える。
目次
1 ケアを受ける人とケアをする人(栃本千鶴)
2 ケアリングとは(柿原加代子)
3 夫の意思決定で緩和ケア病棟へ(栃本千鶴)
4 夫のケアを振り返って(山下恵子)
5 ケアされること、ケアすること(柿原加代子)
6 保健師のケア体験(西村純子)
7 ケアを受ける人とケアをする人の尊厳(栃本千鶴)
8 看護職がケアするとは(栃本千鶴)
著者等紹介
栃本千鶴[トチモトチズル]
1947年滋賀県生まれ。自衛隊中央病院高等看護学院卒、兵庫県立総合衛生学院保健学科卒、慶応義塾大学法学部法律学科卒、愛知淑徳大学大学院現代社会研究科専攻(修士課程)(博士課程)。学術博士。自衛隊阪神地区病院、野村證券大阪支店健康管理室、尼崎市保健所、名古屋市保健所勤務を経て、岐阜保健大学大学院教授(公衆衛生看護、地域在宅看護)で教鞭を執る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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人間の体験によるケア ケアを受ける・する人:人間を包括的にみる 2000年介護保険導入後 ケアリング:メイヤロフのケアリング論 夫の意思決定で・緩和ケア病棟:ステージ4のがん宣告・夫婦の会話 体験によるケア 夫のケア:病状の悪化→在宅医療→最後の日 振り返って ケアされる・すること:病状の経過とケアの軌跡 ケアリング論・ケアの軌跡と意味 保健師のケア体験 ケアを受ける・する人の尊厳:家族の葛藤 アドバンス・ケア・プランニング 看護職がケアする:身近なケア体験 緊急時の対応への判断 未来への願望2024/02/22