目次
はじめに―地名を知ることの意義
第1章 荘園と地名(荘園の名が変わること―「在地方荘園名」の成立;藤原定家の荘園「吉富荘」の変遷;荘園名の継承―荘園名の復活と小地名化)
第2章 地名の諸相(伸縮する地名―地名階層から見た歴史学;「馬場」・「番場」地名考―「馬」と無縁な「馬場」地名の話;琵琶湖の港「朝妻」のたどった歴史;条里制と地名;城郭地名「御館」に関わる歴史)
第3章 菅浦と地名(地名を通した中世菅浦の復元;菅浦の田畠と「惣」―地名による開発復元)
著者等紹介
太田浩司[オオタヒロシ]
長浜市市民協働部学芸専門監。昭和36年10月、東京都世田谷区生まれ。昭和61年3月、明治大学大学院文学研究科(史学専攻)博士前期(修士)課程修了。専攻は、日本中世史・近世史。特に、国宝「菅浦文書」や、戦国大名浅井氏に関する研究を行なう。昭和61年4月から市立長浜城歴史博物館(現在は長浜市長浜城歴史博物館)に学芸員として勤務。平成23年NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」では、時代考証スタッフをつとめた。平成26年4月から、長浜市長浜城歴史博物館の館長を3年間勤める。市民協働部次長を経て、平成30年4月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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