目次
第1章 陣屋とは何か
第2章 仁正寺藩陣屋(陣屋の歴史;陣屋の構造;陣屋の遺構と周辺を訪ねて)
第3章 宮川藩陣屋(陣屋の歴史;陣屋と日枝神社;明治の新陣屋と家臣団屋敷)
第4章 大溝藩陣屋(大溝陣屋までの歴史;陣屋の歴史;陣屋の構造;陣屋の遺構と周辺を訪ねて;大藩主分部家墓所;解明 大構成)
第5章 その他の大名陣屋(三上藩陣屋;山上藩陣屋;小室藩陣屋;堅田藩陣屋)
著者等紹介
中井均[ナカイヒトシ]
1955年大阪府生まれ。龍谷大学文学部史学科卒業。滋賀県文化財保護協会、米原市教育委員会、長浜城歴史博物館館長を経て、滋賀県立大学人間文化学部教授。専門は日本考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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六点
14
滋賀県の大名といえば、彦根井伊家や膳所本多家、水口加藤家というところが著名である。この本では仁正寺市橋家や宮川堀田家、大溝分部家と言う「誰それ?」な大名をメインに、その他の小藩の陣屋を取り上げている。大溝は湖西線近江高島駅からほど近く、曾遊の地でもあるが、この本があればもっと楽しめたであろうと思う。知らずに訪れても、巨大な湖畔の静かな小都邑と言う雰囲気だけでも、訪れる価値のある街であるが。仁正寺陣屋や宮川陣屋も訪れたくなる魅力を覚えた。「滋賀が地味」と思い込んでいる県民は、もっと胸を張ってもいいよ。2021/07/06