内容説明
独立心旺盛な久一郎は、23歳で単身上京。関東大震災や東京大空襲での店舗全焼の災難にもめげず、酒販業として、戦後日本の流通業において革新的な取引構造を発案・実行した。さらに食糧難な時代、大都会のターミナル周辺での外食産業の嚆矢でもあった。イノベーター上野久一郎の足跡から見るファミリービジネスの実像。
目次
第1章 戦後日本の流通業における業態創造
第2章 サプライヤー起点の「顧客の販売革新」―流通業・外食産業における近代経営システムの先駆事例
第3章 上野久太郎家の沿革
第4章 イノベーターの東京進出
第5章 産業エコシステム論からの評価
第6章 事業継承と新たな経営理念の確立
第7章 ファミリービジネスの事業承継とイノベーション
第8章 泰斗短評
著者等紹介
上野善久[ウエノヨシヒサ]
1961年東京生まれ。東京大学経済学部卒業。英国経営学修士。三菱総合研究所、ボストンコンサルティンググループを経て、近江系東京商人の家業を継承。株式会社布屋本店代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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