出版社内容情報
近江の伊勢遺跡は邪馬台国の祭祀施設で、卑弥呼の墓は琵琶湖対岸の比叡山付近にあったが、のち纒向の箸墓古墳に合葬されたと唱える。邪馬台国は近江東南部の野洲川流域にあり、伊勢遺跡(滋賀県守山市・栗東市)はその祭祀施設だとする著者が、陰陽五行思想などから推察を重ね、卑弥呼の墓は琵琶湖対岸の比叡山付近(大津市)にあったと唱える。また、その王墓は白村江の戦いでの大敗後、ヤマト政権による近江遷都時に纒向遺跡の箸墓古墳(奈良県桜井市)に合葬された。その理由として、古事記と日本書紀の意外な編集方針の一つに言及する。
はじめに
1章 弥生の王墓
2章 気候変動と大地震
3章 伊都国の交易
4章 住民の移住と鉄鍛冶王の東遷
5章 近江の伊勢遺跡
6章 漢の明堂と伊勢遺跡
7章 前期邪馬台国の伊勢遺跡
8章 濃尾平野の高所塚墓
9章 狗奴国の上円下方壇
10章 後期邪馬台国の王宮と墓地
11章 ヤマト国の建国
12章 倭国の対外関係
邪馬台国関連年表
参考文献
千城 央[チギ ヒサシ]
著・文・その他
目次
弥生の王墓
気候変動と大地震
伊都国の交易
住民の移住と鉄鍛冶王の東遷
近江の伊勢遺跡
漢の明堂と伊勢遺跡
前期邪馬台国の伊勢遺跡
濃尾平野の高所塚墓
狗奴国の上円下方壇
後期邪馬台国の王宮と墓地〔ほか〕
著者等紹介
千城央[チギヒサシ]
1946年宮城県生まれ。1969年山形大学文理学部卒。2006年宮城県出納局長。2011年宮城県図書館長。2015年守山弥生遺跡研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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