目次
第1部 素顔の遊牧民(モンゴル遊牧民の子育て;タイガと草原に生きる遊牧民―フブスグル県のダルハド遊牧民との生活体験から;モンゴル遊牧民の馬の個体認識をめぐって―毛色を中心に)
第2部 街の素顔(モンゴル人のヘルール(口喧嘩)の技法
幽霊譚から読み解く現代モンゴル社会
モンゴルの学校には「いじめ」がない?)
第3部 「伝統文化」の相貌(「伝統」という概念のゆらぎ―モンゴル舞舞をめぐる「伝統」観の世代間格差;演じ分けられた民族音楽―モンゴル国における2種類のカザフ民族音楽の創造)
第4部 日本とモンゴルの接点をみつめる(比較してみた日本とモンゴルの歴史教科書―元寇・ノモンハン事件・第二次世界大戦;柔道・レスリングは、モンゴル相撲の一部なのか?―ウランバートルのモンゴル相撲道場の事例から)
著者等紹介
島村一平[シマムライッペイ]
滋賀県立大学人間文化学部・准教授。文化人類学・モンゴル研究専攻。博士(文学)。1969年愛媛県生まれ。大学を卒業後、ドキュメンタリー番組制作会社に就職するも、取材で訪れたモンゴルに魅了され退社、モンゴルへ留学、文化人類学の道へ進む。2013年度日本学術振興会賞受賞。2014年度大同生命地域研究奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。