内容説明
「日出づる国」日本の「東西観(東西信仰)」と、天地を結ぶ「柱を立てる」祭祀は、どのように生まれ、受け継がれてきたのか。纒向遺跡や土偶「縄文のビーナス」、諏訪大社の御柱祭、出雲大社の高層神殿、伊勢における夏至と冬至の太陽などから、そのルーツをたどり、それらが生み出した生活文化「神道」と稲作との密接な関係にふれるダイナミックで画期的な論考。
目次
序章 「日出づる国」へようこそ
第1章 「日出づる国」の成立
第2章 「太陽を仰ぎみること」―信仰のルーツ
第3章 「柱を立てること」―もう一つのルーツ
第4章 「柱を立てること」―その発展
第5章 出雲大社―西の聖地
第6章 伊勢神宮―東の聖地
第7章 生活文化の中に固有信仰―神道
著者等紹介
伊藤通子[イトウミチコ]
1946年東京生まれ。恵泉女学園短期大学英文科卒業。大阪外国語大学(現大阪大学)第二部イスパニア語学科在学中の1977年に運輸省通訳案内業試験(スペイン語)合格。社団法人日本観光通訳協会会員。著書に『伊勢神宮―杜に年を祈る』『アマテラスの首飾り―世界最古のヒスイ文化の国、日本をひもとく』(ともに幻冬舎ルネッサンス、2007年と2014年の日本自費出版文化賞入選作品)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。