出版社内容情報
鉄製農具の修理をおこなう野鍛冶、地中に埋められた青銅製祭祀具・銅鐸、大津祭の曳山を彩る金工品、鉄による造形表現を追求するアーティストなど、「金」(金属全般)をテーマに近江の文化を特集。
内容説明
近江の各地域には、文化等が早く開けた影響を受けて芸術・歴史・民俗・思想・自然環境などの各分野にわたって、確かな発達の足跡が数多くみられる。そして、人々の日々の営みのなかで「かたち」が生み出されてきた。写真とエッセイで文化を巡る、近江の美再発見。
目次
金の文化
黄金のかけ橋
対談 野鍛冶―大地に命を吹き込む鉄
近江の風景 沖島
湖北の鍛冶―草野鍛冶
銅鐸埋納とその後
曳山に輝く金具
琵琶湖見聞録
鉄路の記憶―思い出の江若鉄道
成安のファインアート紹介―鉄から始まる好奇心
シリーズ近江の意匠4 土人形の魅力―東近江の小幡人形を訪ねて
イラストマップの魅力