出版社内容情報
日中戦争による鉄材不足で一部変更を余儀なくされた中、ギリシャ様式を基盤とした格式を備えつつも現代的な機能に対応した庁舎は、まさに経験豊富な二人の建築家が英知を絞り、端麗さを駆使した代表的な近代建築の総決算である。
目次
第1章 滋賀県庁のはじまりと県庁舎の変遷
第2章 県庁舎本館建設を巡る経緯
第3章 県庁建築に関わった人々
第4章 県庁舎本館の造形の美
本館改築記念写真
県庁周辺の近代建築
著者等紹介
石田潤一郎[イシダジュンイチロウ]
鹿児島県出身。京都工芸繊維大学大学院教授、工芸科学研究科建築学部門に所属。京都大学工学部建築学科卒業。同大学院博士課程修了。工学博士。京都大学助手、滋賀県立大学助教授を経て2001年から現職。専門分野は日本近代建築史・都市史。関西の建築家と建築作品の調査研究にたずさわる機会が多く、1998~99年に行われた滋賀県近代化遺産総合調査では調査委員会委員長を務めた。2000年に建築史学会賞、2003年に日本建築学会賞を受賞
池野保[イケノタモツ]
滋賀県生まれ。滋賀県立短期大学建築学科卒業後、一貫して滋賀県教育委員会に勤務。現在、文化財保護課参事。これまで、県内の社寺建築、民家や街並みなどの歴史的建造物の調査や国宝彦根城天守、国宝石山寺本堂、国宝西明寺本堂など多くの保存修理の設計監理や復原にかかわってきた。現在、建造物担当総括として、調査、指定、保存修理などに取り組むとともに、東京・宮城・島根などの博物館や、近江歴史回廊大学講座などの講師をつとめ滋賀の文化財建造物の情報発信を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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