内容説明
昭和29年6月7日午前2時、彦根工場スト突入!新組合彦根支部長が語る106日間の闘争の全貌。
目次
序章 近江絹糸人権争議に至るまで(戦後の近江絹糸彦根工場)
第1章 一〇六日間の熱い闘い(昭和二十九年六月二日~九月十六日)(彦根工場決起まで;一〇六日間の闘い;近江絹糸人権争議終結の調印を終わって)
第2章 人権争議後の組合の歩み(新組合基礎づくりの時代;諸課題についての交渉の成果;企業紛争と組合の分裂;組合統一後の活動;自立した社会人として生活するために;労働組合の地域貢献)
第3章 共に闘った同志の絆は永劫に
著者等紹介
朝倉克己[アサクラカツミ]
昭和9年(1934)7月鳥取県倉吉市生まれ。昭和25年(1950)3月、近江絹糸彦根工場入社。翌26年5月、彦根東高校定時制入学。彦根工場で人権無視の劣悪な労働環境改善を求め、同志とともに潜在活動を続ける。昭和29年(1954)6月大阪本社の新労働組合結成に呼応し、彦根工場初代彦根支部長となる。三島由紀夫『絹と明察』の「大槻青年」は著者がモデル。オーミケンシ労組組合長を経て、彦根市議会議員、滋賀県議会議員を各3期、民主党滋賀県連幹事長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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