内容説明
本書は、第1章から第4章で、中国農村部の公的医療保険制度である新農合における格差を多面的に分析。第5章から第7章は公的制度を側面から支える日本と中国の生命保険会社の効率性分析にあて、残りの章は幅広く保険制度にかかわる内容とした。
目次
第1章 中国における医療格差の多面的考察
第2章 中国新型農村合作医療保険制度の現状とDEAモデルを使用した制度運営効率の測定
第3章 収入階層別に見た中国の医療支出の格差分析
第4章 遼寧省における新型農村合作医療保険制度の格差分析
第5章 確率的フロンティア生産関数を用いた中国生命保険会社の効率性分析
第6章 DEAを用いた日本における国内生命保険会社と外資系生命保険会社の効率性分析
第7章 確率的フロンティア生産関数を用いた日中生命保険会社の経営行動と効率性の差異分析
第8章 死亡率統計のスムージングにおける数学的手法の提案
第9章 中国地震保険創設に向けた提案
第10章 中国の環境保険制度における地域指定の妥当性
第11章 中国の充実した保険教育と学生の早期就職決定が日本の保険教育に与える示唆
著者等紹介
久保英也[クボヒデヤ]
1953年兵庫県神戸市に出生。1977年神戸大学経済学部卒業、日本生命保険相互会社入社。1985年社団法人日本経済研究センター研究員。1987年The Conference Board(ニューヨーク)研究員。1993年日本生命保険相互会社総合企画部次長。1998年ニッセイ基礎研究所上席主任研究員(チーフエコノミスト)。2001年社団法人生命保険協会調査部長。2003年神戸大学大学院経営学研究科助教授。2005年商学博士(神戸大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。