内容説明
小正月に長い竹を組んで立て、正月飾りを燃やす左義長(どんど)と呼ばれる行事は、今も全国各地で行われている。その一つである滋賀県栗東市で、個人に対する生活史調査と全123自治会に対するアンケート調査を実施、民俗学の知見もいかし、社会学(地域社会論)の観点から、左義長の意味と役割を考察する。
目次
第1章 左義長ことはじめ(左義長の由来諸説;左義長の意味 ほか)
第2章 昭和末期の民俗調査から(滋賀県栗東市の概要;民俗調査の概要 ほか)
第3章 2016年度の生活史調査から(生活史調査の概要;左義長の起源 ほか)
第4章 2017年度の質問紙調査から(質問紙調査の概要;質問紙A票「基礎調査」の結果 ほか)
第5章 左義長と地域社会の変化(左義長の意味・効果の変化;意味の物語と効果の物語 ほか)
著者等紹介
笠井賢紀[カサイヨシノリ]
1983年北海道出身。龍谷大学社会学部准教授。専門は地域社会論、質的社会調査法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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