内容説明
太平洋戦争末期、内陸の滋賀県でも増加した空襲被害、着々と進められた建物疎開と地下壕掘削などの本土決戦に向けた準備、比叡山にカタパルトが建設された秘密兵器「桜花」の射出実験、軍事機密として詳細な記録が残されることのなかった銃後の実態を掘り起こす。
目次
第1章 本土決戦と滋賀(本土決戦への道「帝國陸海軍作戦計画大綱」;滋賀県における本土決戦の迎撃準備)
第2章 ふたたび滋賀県の空襲を追って(日本の空襲の諸段階と滋賀県の空襲;彦根が戦場になった日;米原操車場を攻撃せよ!;大津と守山の艦載機空襲)
第3章 特攻作戦と比叡山「桜花」秘密基地(「やましき沈黙」の果て「一億総特攻」;比叡山「桜花」秘密基地;本土決戦と滋賀海軍航空隊)
著者等紹介
水谷孝信[ミズタニタカノブ]
1955年滋賀県長浜市生まれ。1980年より滋賀県高等学校社会科教諭。現在、滋賀県立長浜北星高等学校勤務、歴史教育者協議会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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