出版社内容情報
京阪神と滋賀の全住民がその恩恵に浴する、総事業費1兆9000億円、25年をかけた〈世紀の大プロジェクト〉の全貌
内容説明
関西経済のさらなる発展と、滋賀県の地域インフラの整備、琵琶湖・淀川の洪水対策と琵琶湖の水質保全など、多面的なニーズに応えるべく計画された琵琶湖総合開発事業。二十五年をかけて完結した“世紀の大プロジェクト”の全貌をその前史もふまえつつたどる。
目次
「戦場」を乗り越えて―二五年・一兆九〇〇〇億円の大型プロジェクト、終幕を迎える
近代琵琶湖の原点―日本一の湖の光と影
琵琶湖・淀川水系の治山治水1―「諸国山川掟」から江戸末期までの砂防事業
琵琶湖・淀川水系の治山治水2―近代砂防の夜明けと河水統制事業
高度経済成長と琵琶湖開発構想
事業計画書の作成と意見調整の難航
特別措置法案、対立を乗り越え国会提出へ
特別措置法・成立、壮大な計画策定へ
水公団へ事業継承、漁業補償そして武村革新県政誕生
「びわ湖訴訟」、湖岸堤(管理用道路)、そして事業一〇年延長
緊迫の最終局面と事業一部再延長、歴史遺産・生態系の保存、そして終幕
著者等紹介
高崎哲郎[タカサキテツロウ]
1948年栃木県生まれ。NHK記者、帝京大学教授、東工大・東北大・長岡技術科学大、法政大などの非常勤講師を歴任。作家・土木史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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