内容説明
本書は滋賀県大学等学術文化振興助成金による研究機関連携推進事業の一環として、「琵琶湖がつくる近江の歴史」研究会を発足させ、琵琶湖を直接の媒体として展開した近江の歴史・文化について、これまでとは違った角度から調査・研究を行ったものである。
目次
第1部 本文編―城から歴史を語る(琵琶湖と近江の国;城の船入―海・湖・河川と城郭;内湖をめぐる城の成立とその機能―大中の湖・伊庭内湖を例として;湖上交通史における佐和山城の史的意義 ほか)
第2部 資料編―湖畔の城(山本山城―浅井氏小谷城の西翼を守る支城;尾上城―港湾掌握のための浅見氏の居城;長浜城―秀吉支配地の最初の拠点;朝妻城―古代から商業・軍事に関わる要港 ほか)