出版社内容情報
本書は「昭和」を生きた著者の現代の若者たちへ贈る遺言!山梨県下で農業に従事する傍ら、故郷・三珠町の町会議員、町長を歴任した著者はまさに「昭和史」を生き抜いた。それ故に心から戦争を憎み、郷土再生に力を尽くす。平和のために働くことをライフワークと頑固にきめている著者が苦難と混迷を深くしている日本の現代に遺すモノローグ。
兎追いし かの山
小鮒釣りし かの川……
帰ってこう! 帰って来ておくれ!
そして、一人でも多く孫を作っておくれ。
これは私一人の願いだけでない。農村に、山村に住む年老いた人々の痛切な願いだ。田園将に蕪れなんとする。戦に負けても残った日本の山河は今まさに荒れなんとしているのである。●あとがきより●
山梨県下、土に生き、昭和史を生きた! 平和を希求する良心の軌跡。
内容説明
山梨県下で農業に従事する傍ら、故郷・三珠町の町会議員、町長を歴任した著者はまさに「昭和史」を生き抜いた。それ故に心から戦争を憎み、郷土再生に力を尽くす。平和のために働くことをライフワークと頑固にきめている著者が、苦難と混迷を深くする現代に遺すモノローグ。
目次
第1章 紅燃ゆる
第2章 縁は異なもの
第3章 武士の商法
第4章 花の町会議員
第5章 木に登る亀
第6章 起き上がりこぼし
第7章 まほろば美わし
著者等紹介
佐藤美樹[サトウミキ]
本名・水上末雄。1931年山梨県三珠町生まれ。甲府中学校卒業。農業に従事の傍ら種々の人生経験を積む。とくに青年団運動に青春を費やす。現・三珠町町長
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