八幡製鉄所・職工たちの社会誌

個数:

八幡製鉄所・職工たちの社会誌

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ A5判/ページ数 214p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883231300
  • NDC分類 564.09
  • Cコード C3021

出版社内容情報

「鉄」は国家なり──これは激動の時代を生き抜いた製鉄所の「職工」たちの、もうひとつの物語である。舞台は、「八幡製鉄所」という日本近代の黎明期を支えた企業である。本書は、伝統と近代のはざまで生きた「職工」たちの伝承を土台に、近代人の精神のなりたちを追究した、画期的産業社会論である。

はじめに 近代産業化百年の残照─その繁栄をめぐる功罪─
第一章 近代産業社会に生きたものづくりたち 
 第一節 職工と呼ばれた人々 
 第二節 職工たちのつぶやき 
第二章 八幡製鉄所とともに生きた人々 
 第一節 青年は鉄都をめざす 
 第二節 繁栄の八幡、その光と影 
第三章 時代を超えた「職工」像(一)─1901~1945─ 
 第一節 つくられる職工像(一)─戦前期「高炉の神様」─
 第二節 つくられる職工像(二)─戦中期「産業戦士」─
第四章 時代を超えた「職工」像(二)─戦後~高度経済成長期─ 
 第一節 高度経済成長と田中熊吉 
 第二節 「高炉の名医」田中熊吉 
 第三節 〈田中熊吉〉の終焉 
第五章 時代を超えた祟り伝承─職工地帯をさまようお小夜狭吾七─ 
 第一節 伝承のあらましとその舞台 
 第二節 物語る職工たち(一)─お小夜狭吾七の祟り─ 
 第三節 物語る職工たち(二)─お小夜狭吾七の悲恋─
おわりに─職工たちの来歴が語りかけるもの─

-近代産業化百年の残照―
●鉄の墓標、木の墓標
 ここに一枚の写真がある。裏側には1999年3月撮影と表記されている。
この写真の地、かつて「鉄都」と呼ばれた八幡の地は、日本を支えた製鉄という巨大な基幹産業の中心地だった。そしてその中核となっていたのが、地図中央に位置する八幡製鉄所である。鉄冷えという危機を迎えて以後も、製鉄所は依然としてそこに存在し続けている。とはいうものの、あたりの光景はさすがに以前とは大きく様変わりしている。写真が物語るように、その広大な区域は分割され、東側の土地の

「職工」たちの近代史

内容説明

「鉄」は国家なり。これは激動の時代を生き抜いた製鉄所の「職工」たちの、もうひとつの物語である。舞台は、「八幡製鉄所」という日本近代の黎明期を支えた企業である。本書は、伝統と近代のはざまで生きた「職工」たちの伝承を土台に、近代人の精神のなりたちを追究した、画期的産業社会論である。

目次

第1章 近代産業社会に生きたものづくりたち(職工と呼ばれた人々;職工たちのつぶやき)
第2章 八幡製鉄所とともに生きた人々(青年は鉄都をめざす;繁栄の八幡、その光と影)
第3章 時代を超えた「職工」像(一)―一九〇一~一九四五(つくられる職工像(一)―戦前期「高炉の神様」
つくられる職工像(二)―戦中期「産業戦士」)
第4章 時代を超えた「職工」像(二)―戦後~高度経済成長期(高度経済成長と田中熊吉;「高炉の名医」田中熊吉 ほか)
第5章 時代を超えた祟り伝承―職工地帯をさまようお小夜狭吾七(伝承のあらましとその舞台;物語る職工たち(一)―お小夜狭吾七の祟り ほか)

著者等紹介

金子毅[カネコタケシ]
1962年埼玉県生まれ。国学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、仏教大学・東京基督教大学非常勤講師、および国立歴史民俗博物館外来研究員。文化人類学・民俗学専攻。近代産業社会と労働文化に関わる歴史民俗学を研究
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

0
隻眼の高炉の神様田中熊吉。江戸時代から続くお小夜狭吾七の祟り。製鉄所に寄り添うこれらの伝説が、時代の変化に伴い、変質し、矮小化されて行くのがさみしい。2012/04/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1852312
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品