出版社内容情報
韓国の山(植林)と民藝に身を捧げた希有の日本人。韓国より半世紀
ぶりに故郷に戻った「日記」を読み込み、最近数年にわたる浅川巧を
めぐる動きを追って、全面的に書き改めた増補三版。日本各地から韓
国ソウルに眠る浅川巧の墓地(忘憂里)を訪ねるツアーが増加。
序 朝鮮人を愛し、朝鮮人に愛された人
柳宗悦と安倍能成の哀悼
慟哭した朝鮮人たち
一 巧を生んだ土地と家系
文人の家系
よいお爺さん
男まさりの母親
兄と姉
二 朝鮮古陶磁の神様・伯教
伯教、朝鮮に渡る
白磁との出会い
多芸多才のひと
友人たち
戦後
三 山を緑にするために
山野や木や草や水や虫やを友として
巧、朝鮮へ渡る
造林の哲学
四 朝鮮の民芸品に魅せられて
柳宗悦との出会い
朝鮮民族美術館の設立
再婚
五 一九二二-二三年の日記から
日記発掘の経緯
朝鮮人虐殺への批判
略奪的林業への批判
朝鮮の美術工芸のために
朝鮮および朝鮮人へのまなざし
六 朝鮮民芸品の美論
愛と智慧の書──『朝鮮の膳』
正しき名称と用途──『朝鮮陶磁名考』
民芸の美──『小品集』
やり残した仕事
七
韓国より半世紀ぶりに故郷に戻った「日記」を読み込み、最近数年にわたる
浅川巧をめぐる動きを追って、全面的に書き改め、年譜を付した増補三版。
◆浅川巧をめぐる出来事◆ 年6月、山梨県高根町にて、「浅川伯教・巧兄弟を偲ぶ会」結成。 年5月『芸術新潮』が「李朝の美を教えた兄弟・浅川伯教と巧」を特集。各地から韓国ソウルに眠る浅川巧の墓地(忘憂里)を訪ねるツアーが増加。 年 月、NHK教育テレビの「新日曜美術館」で「発見!李朝の美・浅川巧から柳宗悦へ」を特集。◎太鼓の名手・林英哲による「澪の蓮」=浅川巧をテーマとするコンサート全国ツアースタート(2001~2002)◎日本美術会講座「あなたは浅川巧を知っていますか」(2002・6・ )
内容説明
韓国の山と民芸に身を捧げた日本人―韓国より半世紀ぶりに故郷に戻った「日記」を読み込み、最近数年にわたる浅川巧をめぐる動きを追って、全面的に書き改めた増補三版。
目次
序 朝鮮人を愛し、朝鮮人に愛された人
1 巧を生んだ土地と家系
2 朝鮮古陶磁の神様・伯教
3 山を緑にするために
4 朝鮮の民芸品に魅せられて
5 一九二二~二三年の日記から
6 朝鮮民芸の美論
7 巧をめぐる人びと
8 朝鮮の土となる
9 蘇る浅川巧
10 浅川巧・一九九七~二〇〇二
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひじり☆
みじんこ
-
- 和書
- 図解微生物学入門