出版社内容情報
李朝期、最大最高の地図の復刻!
原本は、李朝哲宗12年(1861)、地図の大成者・金正浩により、朝鮮全土を経線方向で22葉に分割し、各葉を横折りにして木版印刷したものである。金正浩は、27年間の現地踏査をおこない、測度法をとりいれて本図を作成した。本図は李朝の地図のなかでの最高傑作であり、朝鮮の歴史、地理研究の必備基本資料である。
金正浩は、いわば朝鮮の「伊能忠敬」といわれ、近代地図の完成者であったが、1864年、地図の木版印行の罪で刑死したといわれる。
本書は、現在入手不可能の稀覯図書である。
本書は、1936年、京城帝国大学が奎章閣叢書として刊行した『大東輿地図』『索引』の復刻版である。元本22段を頁物に合本した。縮尺16万分の1。