The discworld novel<br> 魔道士エスカリナ

The discworld novel
魔道士エスカリナ

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784883226221
  • NDC分類 933
  • Cコード C0098

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

46
【ガーディアン必読書】ディスクワールドシリーズ。自分の死期を悟り死後すぐ生まれかわる魔道士が、自分と同じ八人兄弟の末っ子に転生すると宣言して死んだものの、生まれてきた八番目の子は女の子だった!女はなれない魔道士になるべくして生まれたエスカリナ。これは、差別に抵抗し、新しい世界を切り開いていく新時代の女性の話だ。エスカリナたちが影の世界と戦うシーンは、『ゲド戦記』と似ているが、『ゲド戦記』ほどは面白くはなかった。2017/06/14

めぐみこ

1
男は魔道士、女は魔女…という棲み分けが新鮮。「魔法が使えるのに使わないことを選ぶ」という決着の付け方も驚かされた。最初意地悪なのかと思っていたグラニーが、不思議とどんどん魅力的に思えてくる。2010/11/04

しいかあ

1
グラニーは日本人が考える一般的な魔女とはちょっとイメージが違うけれども、イギリスではグラニーのように産婆をしたりハーブを育てたりするような魔女が一般的な魔女と思われているみたい。梨木香歩の「西の魔女が死んだ」でもちょっとこんな感じだったしね。西の魔女が好きな人にはエスカリナと魔女になりたいティファニーは受けるんじゃないかな。魔道士と魔女の違いはD&Dでのウィザードとソーサラーの違いみたいなもんかもね。2010/05/07

aiwendil1

0
プラチェットのディスクワールドシリーズの2作目。魔道士になるべく生まれついた少女を阻む性別と因習の壁を痛烈な風刺と多彩な冗談で描く軽快な作品。89年作。ル=グインの「ゲド戦記外伝」とよく似たテーマ(ほぼ「ドラゴンフライ(旧題トンボ)」と同じ)だが、どっこい、こちらの方が早いという。すごい。 ディスクワールドはよく評判を耳にしていたけれど、なかなか手に取る機会がなかった。読んでみて、これは相当高度な論理冗談ファンタジーだと思った。突き抜け方がすごい。シリーズ構成をよく把握しないまま借りて来てしまい反省。2017/05/03

ocean

0
前半は魔道士少女の成長をゆったりと描いて、「ゲド戦記」第一巻のはじめの方を思い起こさせるような味わいの物語。後半はだんだんドタバタコメディ調が強まっていき、男性中心の権威主義を徹底的に風刺し皮肉ります。パロディ精神旺盛ですが、最後は全て丸く収まってしまう、安心感のある物語。それがちょっと物足りないとも感じられますが、これはこれで良いのでしょう。あくまでも楽しく、そういう精神に裏打ちされたシリーズのようです。2013/02/13

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