内容説明
韓国を代表する数学者と日本の気鋭の文化学者、7年にわたる討論を集大成!
目次
第1章 歴史認識問題という虚構(日韓問題の本質は“原型”にある;原型=無意識的に作動する異なる思考回路 ほか)
第2章 白村江の戦いと東アジアの地政学(「白村江の戦い」を知らずして日韓関係は語れない;韓国にいまだ残る「北」へのノスタルジー ほか)
第3章 慰安婦問題の落としどころ(「必要悪の論理」と「なぜ日本人だけが?」;強制連行と強制性の違い ほか)
第4章 北朝鮮と日本の行く末(拉致は北朝鮮にとって愛国的行為;韓国の永成中立こそ平和への道 ほか)
第5章 新たな「日韓」を築くために(「日本人にもいい人がいた」はご法度;韓国の「反日」はただの感情論ではない ほか)
著者等紹介
金容雲[キムヨンウン]
1927年東京生まれ。漢陽大学校名誉教授。韓国を代表する数学者で、文化比較論の大御所。2009年までの6年間、韓日文化交流会議の代表を務め、日韓の相互理解に貢献した
平井敏晴[ヒライトシハル]
1969年足利市生まれ。ノンフィクション作家。漢陽女子大学校助教授。専門は、比較文化、社会文化論。金沢大学理学部を卒業後、ドイツ文学に転じ、ドイツロマン主義、マニエリスムを中心に研究。東京都立大学大学院博士課程退学。これまでヨーロッパ、東アジア、東南アジア諸国を訪ね歩き、各地域の文化現象とその技法について見識を深める。2005年より韓国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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