内容説明
障害者と健常者の隔てなく互いの足らざるところを補い、支え合って走るランニング=「協走」は、競走の勝ち負けとは程遠い「人間交流の温もり」をほのぼのと醸すのだ。伴走歴25年、「ヘレンケラー・サリバン賞」受賞者でもある「走るジャーナリスト」が感応した障害ランナーの風景。
目次
NYCマラソン恋物語―高木幸一さん・晴美さん
腕なしチューさん―荒井貴さん
さくらと見る夢―中王子みのりさん
「地球人」ハリーの呼びかけ―張替建吾さん
身長190cmの宝物―平山貴朗さん
見えない命のプレゼント―戸塚仁さん
走るヘレン・ケラー―高橋和代さん
『福の神』が運ぶ風―豊田健右さん
サロマ湖のふたり芝居―宮城好子さん
リハビリという名のロング・ディスタンス―岡田由利子さん〔ほか〕
著者等紹介
大島幸夫[オオシマユキオ]
ジャーナリスト。毎日新聞で特集版編集部長、特別委員などを経てフリー。フルマラソンのサブ3(3時間以内完走)、100kmマラソンのサブ10(10時間以内完走)、富士登山競走完走のほか世界26マラソンの走歴をもつ。障害者と走る「アキレスインターナショナルジャパン」を創設。「NPO東京夢舞いマラソン実行委員会」理事長として東京マラソン実現に道をつけた。第12回ランナーズ賞、第16回ヘレンケラー・サリバン賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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