川の学校―吉野川・川ガキ養成講座

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784883205585
  • NDC分類 786
  • Cコード C0090

目次

第1回キャンプ 吉野川本流・第十堰―六月
第2回キャンプ 支流・穴吹川―七月
第3回キャンプ 上流・本山町―八月
第4回キャンプ 支流・鮎喰川―九月
最終回キャンプ 本流・善入寺島―十月
川の学校、スタッフたちの底力
吉野川シンポジウム

著者等紹介

野田知佑[ノダトモスケ]
1938年熊本県生まれ。早稲田大学文学部卒業。川からの視点で日本と世界を描く作家。ツーリングカヌーの先駆者であり、河川行政にもの申す論客である。82年『日本の川を旅する』で日本ノンフィクション賞・新人賞受賞。現在は徳島県に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドナルド@灯れ松明の火

24
素晴らしい。アウトドアの名人達が川ガキを育成するために吉野川で開いた川の学校。水温が温かくて魚が沢山いた日本の川が国交省のお蔭でダム・護岸、林野庁の杉の植林で川の栄養がなくなり、川が濁り魚が激減した。教師も親も泳げなかったり川遊びの楽しさを知らない為、川やプールで自由に遊ばせることを恐れる。一切禁止ルールはなく川で自由に遊ばせると子供たちはどうなるか。子供達はたちまち川遊びの虜となり、魚獲りや飛び込み、切出しナイフを使い料理などを学び逞しく育つのである。こういう学校に子供を入れたかった。自分も入りたい位。2012/08/26

Cornelius

7
素晴らしい内容でした。自分の頭で考えて判断する。これは子供・大人にかかわらず人間の最も大切な事だと思います。もちろん危険な場所や行動は大人が見守ってあげないと不充分な場面はあると思いますが、その土壌がある前提で、子供たちにはのびのびと自由な時間を過ごしてほしいものです。それが子供の本当の自立に繋がると思います。 めちゃ感動して涙が出てしまいました。 子供をもつ親御さんに是非読んでほしい一冊です。2019/11/04

hideboo

6
「川ガキ」って、とても響きのいい言葉です。自分自身も経験がないだけに、この講座にはとても憧れてしまいます。それにしても、僅か数回の体験だけで、普通の子供たちが「川ガキ」になっていくというのは、やはり運営する人たちの圧倒的な魅力によるものなんでしょうね。2012/08/29

書の旅人

2
この学校の10分の1くらいの事を、娘やその友だちを集めて体験させたかった。中止せざるを得なかった理由は、大人の身勝手で、子どもはそれに巻き込まれたものでした。それほど自分らの考えたイベントに自信がないなら、それを越えるものを考えればいいだけの事なのに、行動に移したのは、子どもを捕まえて、脅迫まがいの要求をするものでした。結局地元の行事なので自分が折れる形となり、目前で夢は消えました。部屋には娘がしおり用に描いてくれた絵が飾ってあります。それを見るたびに、また子どもたちを笑顔にしてやりたいと思います。2015/09/21

ヨードー

1
子供とは毎週のように川とか海に行くので(ありがたいことに近くにある)、変わった遊び方はないかなぁと思い軽い気持ちで読み始めたが、なかなか濃密な内容だった。川遊びしたことない人が、ダムやコンクリート三面張りを推進していくという見方は新鮮でした。僕は職業柄、土木工事もすることがあるが、環境うんぬんより、技術的なことや、工程、資金が先行するので広い視野で見れないので、どうしても環境面はあと回しになる人が多いだろうと感じます。 2018/11/11

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