内容説明
声に出して詩を詠むということは、日本語の美しさを実感することです。その音の響きが、心とからだを満たしていきます。詩を詠むことで、日本語の美しさをとりわけ強く感じます。一つひとつの音を大切に、ゆっくり、深く呼吸して…。その言霊、音霊に癒され、励まされ、豊かな喜びにつつまれる時間。
目次
第1章 「なんてきれいな言葉でしょう!」(世界を感動させた由紀さおりさんの日本語の歌;日本語を美しく話していますか?;全身の細胞がよみがえる呼吸法の魔法。自分のいちばん良い声を見つける;鼻濁音ってなぁに?)
第2章 日本語が変わる(日本語がなんだか変です;言霊と音霊;言葉が変われば世界が変わる)
第3章 日本語の響きは、なぜこんなに美しいか(母音が主の言葉、子音が主の言葉;日本の言葉はいつ生まれたのか;言葉が育てる民族の魂)
第4章 言葉は音、詩は詠んでこそ(詩を詠む;ポエトリー・リーディング・ワークショップでは何をするのか;散文の朗読と詩を詠むことの違い;詩は見えないものを感じること。心とからだを解放して、いちばん好きな自分にめぐりあう;詩を詠んで効く、肩こり、リュウマチ、不眠症)
著者等紹介
堤江実[ツツミエミ]
立教大学文学部英米文学科卒業後、文化放送のアナウンサーを経て、現在、詩、翻訳、エッセイ、絵本、講演など、ジャンルにとらわれず活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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円舞曲
6
せっかく、日本語を話すのだから音の響きの美しさを味わいながら、日々を素敵に過ごしていきたくなりました。北原白秋の「五十音」はやっぱり、面白い♪あめんぼあかいなあいうえお。うきもにこえびもおよいでる。かきのきくりのきかきくけこ。2012/08/06
とし
3
日本語が美しい、ということを言うために、宮沢賢治と ハリー・ポッターを比較する、大分明後日の方向を向いた本。 美しい日本語の例文として、御自身の書かれた詩ばかり載せているのもすごい。宮沢賢治はそこで使えばいいのに…。2016/05/05
穂口
0
著者が痛々しい。2016/10/21