内容説明
桓武天皇までは明らかだった。日本開始の背中を押した、古代史2つのキーワード「辰国」「二つの百済」との訣別。
目次
境のいらない時代
九州・畿内のカラ語の“遺跡”
加耶とヤマトの王朝の関係
謎の辰国を追ってみると
史観をゆるがす「二つの百済」
象徴「神功」の謎解き
応神の謎解き
継体の謎解き
『日本書紀』の最強タブーを解析する
東アジア史の中の「倭の五王」
脱・百済と日本開始
原型史観と日本特殊論
原型史観と「縮小と拡大」
異質を踏まえて再びの共生へ
著者等紹介
金容雲[キムヨンウン]
1927年東京生まれ。韓国を代表する数学者で、文化比較論の大御所。理学博士。現在は檀国大学校特別教授。2009年までの6年間、韓日文化交流会議の代表を務めた。「言葉こそ巨大なる遺跡」の視点で『日本語の正体』(2009年)を著し、日韓の古代史ファンの支持を得てロングセラーになっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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