内容説明
O‐157もエイズも結核も、病原菌にはみな言い分がある!人間が食べたり呼吸をすることによって偶然に、あるいは無理やりに取り込まれた微生物は、早く体から脱出したいために、もがき苦しんで(?)病気を起こしているにすぎない。つまり、微生物は被害者ということになる。それなのに、ヒトは薬を投与し、菌を殺そうと考える…。まさに“病原菌”にとっては、踏んだり蹴ったりということになる。
目次
第1章 地球の先住者―それは細菌
第2章 細菌とヒトの深い縁
第3章 病原菌をもっと知ろう
第4章 ヒトと病原菌どっちが勝つ?
第5章 ヒトは病原菌とどう接するべきか