内容説明
Ｙ２Ｋ問題では、決まってサバイバル議論が持ち出されるが、よく注意しておかないと、表面だけを繕ったハウ・ツーに騙されることになる。いくら万全に重武装や備蓄をしたとしても、混乱が長期化し、モノが尽きたとき、モノに頼る生き方には終止符が打たれる。それでは、本当のサバイバルにはならない。サバイバルの本質は、どんな事態に直面しようとも常に柔軟に発想し、行動して、与えられた環境で生き続けることである。混乱からの再出発にあたり、新しい生き方を組み立てるために本書は登場した。
目次
第１章 Ｙ２Ｋ３６の「なぜ？」―最新米国事情
第２章 「事実」から見えてくるもの
第３章 ケルン・サミットが伝える事実
第４章 停電を想定した危機管理計画
第５章 Ｙ２Ｋをめぐる日本の「空気」
第６章 電力問題への底知れぬ不安
第７章 たとえ日本が「優等生」でも…
第８章 アラブの砂漠の蜃気楼
第９章 崩れるもの、崩れ去って…
第１０章 ＹＳＫサバイバル・シフト
第１１章 原子力発電所４３３基の運命
第１２章 されど日本に希望はある
