内容説明
日本の頭脳を代表する若き理学・医学博士が神秘界を「物質と精神」で遊学するノンフィクション作品。
目次
序章 出会い、旅立ち
第1章 物質の科学と意識の科学
第2章 奇跡の人
第3章 化身の伝説
第4章 サイババとの邂逅
第5章 目撃
第6章 かなえられた願い
第7章 理性の不安
第8章 生命の科学・アーユルヴェーダ
第9章 天才たちの系譜
第10章 幽玄の星の科学
第11章 運命と自由意思
第12章 前世の呪い
終章 サイババ再び
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろくせい@やまもとかねよし
22
サイババに関する体験記か。著者自身の科学的経験を否定しないような論理構成でサイババのまつわる超常現象を解説。2018/08/03
たかぴ
17
文庫本で持っっていたのにも関わらず古本をネットで購入。サイン本であった。いかに現代が科学を神様として崇めているのかを再認識した。解明されていない世界があることを改めて受け入れます。ありがとうございました。2022/01/18
デビっちん
7
現代の最も精緻な物質科学も、最終的には近似である。量子の世界には、つねにある「ゆらぎ」がつきまとう。聖者サイババは何もないところから品物を物質化し、病人を癒した。科学では到底信じられないが、神秘的な体験は存在する。著者はその体験を現代科学と結びつけようとした。人は身の周りの事物から常に波動的影響を受けていて、波動の相互作用は、全体で一つの巨大なエネルギーのうねりである。物理学の終わるところから、霊性が始まる。科学では理解できない存在があることを認識しよう。2015/07/03
けん
4
★1.52024/01/07
読書実践家
4
著者のインド旅行での様々な体験の話。インドの神秘体験、奇跡体験。生活の化身でもあるサイババ。タイトル通り理性がゆらぐ。西洋科学以上に信仰の力が強く存在しており、言葉では表現できない世界があるということ。物質的な豊かさだけが、全てではないということ。読んでいて、視野が限定された世界で生活していたんだとも思った。社会、科学、様々な学問的側面から見解が述べられている点が興味深かった。あまり踏み込んだことがない、新鮮な読書体験だった。2015/07/06