目次
第1章 今、ここにある「対外日本語コミュニケーション」(子ども扱い型;外見予断型;直情直解型 ほか)
第2章 対外日本語コミュニケーションをめぐる考察(上級日本語の使い手とは―「子ども扱い型」からの考察 リサーチ(1)
私たちの外国観―「外見予断型」からの考察 ヒストリー(1)
ことばの国際化―「高ハードル設置型」からの考察 ヒストリー(2) ほか)
第3章 対外日本語コミュニケーションの技法(構えの問題;単語と文の言い換え;聞き方の技法 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
12
発想は面白いのだけれど、構成が雑。非常に残念な本。2016/11/22
kakekoe
5
誰でもとりあえず学習可能な言語としての立場を世界で擁立しつつある外国語としての日本語と、日本で日本人が話す日本語の、特にここでは会話の場面で顕著になるズレの感覚について、実際の様子やその原因の類型化、さらに将来に備えるべく実行可能な意識改革に関する提言が、著者の言語学者としての専門性、日本語を教える教師としての豊富な経験、さらにおそらく著者生来のサービス精神と洒脱感てんこ盛りで、軽快に語られます。眉間にしわを寄せて読むような難解な用語も、著者にかかるとなんだか落語を聴いているようで、とても楽しい本でした。2024/04/17
irom
1
ざっと流し読みした程度だけど、参考になった。日本語にケチケチしない日本人になりたい。2016/11/06
しょ
1
日本語を教えるとしたら、と同じくとてもわかりやすい事例ストーリーでした。2015/01/05
kawasaki
0
実務的なコミュニケーション論であるとともに、急所を突く日本文化論ともなっている一冊。「外国人どうしが日本語をコミュニケーションの道具として使う」ような状況を前に、日本語母語話者はどう向き合うのか。広げれば「日本人」とは、「日本文化」とは、「日本」とは何ぞやというところにもつながるだろう。コミュニケーション論の面では、自己の経験を振り返りながら自分なりになんとなく気をつけていたことを確認。改めて文字で読んでみると、なるほどと思う。今後に生かしていこう。2016/01/16
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- 和書
- 青空と文字のあいだで