文章を理解するとは―認知の仕組みから読解教育への応用まで

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文章を理解するとは―認知の仕組みから読解教育への応用まで

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  • サイズ A5判/ページ数 200p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784883195060
  • NDC分類 801.04
  • Cコード C0081

目次

第1部 分かるとはどういうことか(読む行為:ボトムアップ処理とトップダウン処理;知識のひな型をもとに理解する:スキーマ理論;読み始めから文章全体の理解へ:命題分析とマクロルール;文章を理解するときの心の中では何が起こっているのか:メンタルモデルと状況モデル;どこまでが文章の内容でどこからが推論か:推論のタイプ)
第2部 何が「分かる」に影響するか(人間の情報処理の「くせ」:バイアスとヒューリスティクス;人間の記憶の仕組み:作動記憶・短期記憶・長期記憶;人間の知覚と視点)
第3部 より良い理解のためには:読解活動を学習に活かし、応用するために(「文章の学習」と「文章からの学習」;理解の土台をつくる:アナロジー、先行オーガナイザー;図はどのように用いたらよいのか;読解ストラテジー;「分かっている」状態が分かっているか:メタ認知とモニタリング)
第4部 読みと個性(文章理解の三要因;文章の意味はどこからくるか;少し読みにくいほうが効果がある;個人のスタイルを測る:思考スタイル、学習スタイル;読解と個人差;文化的背景と読解;読解研究と読解教育)

著者等紹介

甲田直美[コウダナオミ]
1969年青森県に生まれる。1997年京都大学大学院博士後期課程人間・環境学研究科研究指導認定退学。1996年~1998年日本学術振興会特別研究員。2000年学位取得、博士(人間・環境学)、京都大学大学院博士後期課程人間・環境学研究科修了。現在、東北大学大学院文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はら

11
丸二日間かけて読了。大変勉強になった一冊です。研究データを示しながら、解説してくれているので、分かりやすかったです。面白い研究にすっかり引き込まれました。ただし、認知の話がほとんどで、読解教育についてはちょこっと触れただけなので、期待している内容と少しギャップがありました。2014/06/08

Nobu A

2
もうすぐ開講の新学期に行う連続講演会の最初にお呼びする講演者の著書を流し読みで再読。改めて読むと、前回とは少し違う理解構築が読解の興味深さと実感。それに、読解の認知過程の知見から読解教育への応用の難しさを改めて理解。ある程度語学習得が進んだら、時間的な制限や教材開発の苦労を考えると、多読が一番いいのかなと思ったりもする。勿論、解説や学習者のレベルに合った内容理解確認が必要だが。2016/08/30

Nobu A

2
新しい職場に着任し、漢字の量が増え、読解力を培う中級を担当することが多くなったので改めて読解そのものの理解を深めようと手にした購入本。最新の知見に触れ、大いに触発された。並列分散処理だけでなく、文章を理解する際に表層、命題、状況の3レベルで理解促進、これからの研究が必要な橋渡しと精緻化推論等をデータを交えながら、分かりやすく解説。推論能力が低い人は明示的な文章、逆は能動的に推論を行って処理する文章が効果的だが、「全ての人に適切な文章は存在しない」というのが印象的。読解教材開発の難しさを物語っている。2015/12/02

YIN

1
読解ストラテジーに関してはだいぶ前からいろんな論文を読んでたが、ちゃんとまとまった本は初めて見つけた。この手の認知心理学系の本は助けになる。2022/05/25

satochan

1
外国人がどうやって文章題を解くのかに興味があったので読んでみた。人によって読み方は変わるかもしれないが、やはり、知識として知っているというのは大事なことだと思う。次の展開を予想し修正する能力なども必要だと思えた。読んでいて一番大事だと思ったのは、重要度の話だった。筆者が言いたいことと、読者にとっての重要度は一致するわけではない。いわれてみれば当たり前なのだが、学校が求めるのは、筆者にとって何が言いたいかのほうだ。テストではそれを抑えながら読むということを教える必要があるかもしれない。理解するって奥が深い。2018/10/01

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