内容説明
漢字の意味と成り立ち、そのつながり・仕組みを、読んで、見て、理解する。シリーズ最終巻。
目次
第1部 武器の漢字
第2部 ことばと祭祀の漢字
数・干支・方位他の漢字
著者等紹介
伊東信夫[イトウシノブ]
1926年、山形県生まれ。白川漢字学の系譜に連なる漢字研究家。1947年、山形の冬季分校の教師となって以来、長く教職に携わる。現在は、漢字学の研究と共に、子どもや教師たちに漢字のおもしろさを伝えるため、各地で講演するなど、活躍中。現在、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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are8591
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字通・字統記載されている漢字についての記載をさらにわかりやすく解説したり、他の漢字とリンクすることで各漢字の理解を深めていく———字通・字統をより活用するためのガイドブックみたいな本です。しかし内容は辞書的なので、読み物として読むものではないですね。内容とは関係ないですが、書籍自体に使っている紙が辞書と同じ物なのか、おろしたてのマーカーを使うと裏写りしそうになります。漢字の意味を重視した命名をしたいときに参考になる一冊です。2014/02/11
呑司 ゛クリケット“苅岡
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白川文字学の字統、字通に準拠しながら部首の画数順ではなく、部首とカテゴリーを合わせた建付けで漢字を解説している本。成り立ちを知ることで普段使いの漢字もずいぶん違った印象になる。令和の令はお告げを跪いて受ける様子と休戦して講和の約束をすることを表す和の二文字で成り立つことを知るとだいぶ感じがが変わってくるものだ。他のカテゴリーも読んで行こうと思った。2020/07/03