内容説明
初級を教えるのに必要な文法項目を網羅。学習者からよく出る質問・誤用をふまえた説明と指導法。巻末には主要初級教科書との対応表つき。
目次
~は~です
~の~
動詞文
格助詞
存在文
い形容詞・な形容詞
動詞の活用
動詞のテ形
比較
指示語(こ・そ・あ・ど)〔ほか〕
著者等紹介
市川保子[イチカワヤスコ]
筑波大学地域研究研究科修士課程修了。海外技術者研修協会専任日本語講師、南山大学留学生別科非常勤講師、名古屋大学非常勤講師を経て、平成5年筑波大学留学生センター助教授。平成8年九州大学留学生センター教授。平成10年東京大学留学生センター教授。平成14年9月同退官。慶応義塾大学非常勤講師・国際交流基金客員講師
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふうふう
5
★★★★★新人日本語教師の必読書ということで、少しずつ少しずつ読み進めた。勉強のための本なのに、読み終わった時、大好きな長編小説が終わった時と同じ寂しい気持ちになった。きっと何度も辞書のようにポイントごとに読み返すでしょう。はやくベテランになりたいという焦燥感と日本語文法の秘密に触れるときめきに満ちた読書でした。2020/11/08
satochan
2
日本語教師するなら絶対読んだほうがいいと思う。授業をこの本の通りに組み立てるとかいう問題ではなく、この本で学習者がわかりにくいところとかを把握しておくことに意味がある。また、自分が一つの意味しかないと思っていたところが、3つぐらい意味があるなど、気付かなかったこともわかる。初級を教える前に一度は読んでおいたほうがいい。もしくは、経験者も読んでふりかえってみたら自分の授業がどの程度うまくいってるか知る目安になるんじゃないだろうか。2016/02/19