目次
プロローグ 大震災に遭遇して考えたこと
第1章 「生きづらい」今を生きぬく子どもたち
第2章 学びの意味を求める子どもたち
第3章 子どもの心を理解するために―子どもたちのシグナル
第4章 「育ちなおし」の力を育むために
エピローグ 「育ちなおす」ということ
著者等紹介
広木克行[ヒロキカツユキ]
1945年、樺太生まれ、東京都立大学卒。東京大学大学院博士課程単位取得、教育行政学専攻。長崎総合科学大学教授、神戸大学教授を経て、大阪千代田短期大学学長、神戸大学名誉教授。不登校・登校拒否を考える親の会相談員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
26
子どもにとって育ちや学びとは何だろうということを考えながら読みました。著者は育ちなおしとは単に元の自分に戻ることではなく、様々な理由で立ち止まらざるを得なかった子どもが、苦しみの中でも今までの自分を見つめなおし、気持ちを整理して、新しい自分を見つけ出し、歩みを始めることだと言います。生きづらい今を懸命に生きている子どもたち。その育ちなおしのケースを読んでいて、涙が出そうになりました。かけがえのない今と未来をどう保障するのか、そしてその保障ができるから過去も意味のあるものになります。多くのことを考えました。2017/01/13
みやちゃん
2
講演の事前学習として。丁寧にわかりやすく書かれていて、うなずいたり涙したり。講演でお会いできるのが楽しみ。2018/03/02
なつ
0
子どもたちとの関わり方をとても丁寧に説明してくださっている。広木先生の講演会があれば直接お話をお聞きしてみたいと思った。子どもたちの発しているシグナル、聴けるようになっていきたい。2020/07/08