著者等紹介
かたおかしろう[カタオカシロウ]
1928年大阪府に生まれる。中学校教諭を経て劇作家へ。斉田喬賞、日本児童演劇協会賞、日本演劇教育賞、全児演賞特別賞など各賞受賞
加藤義明[カトウヨシアキ]
1931年大阪府に生まれる。きり絵作家として「大阪の祭」「上方落語」「文楽」などをテーマにつぎつぎに作品を生み出す。日本美術会会員、日本きりえ協会代表委員、大阪府美術家協会委員などを歴任。きり絵を広める活動を多岐にわたって広める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねね
11
大阪の説話を集めたものかと思いきや、案外作者の創作が入ってる部分が多いかも。茨木童子なんて顕著で、原典の一部は入ってくるものの、農民出身になってたりして、床屋のエピソードも全くなし。ただまあ、堤の絶え間の話で、仁徳天皇が夢を見たこと自体を疑ったり、とあけっぴろげな大阪ならではの物言いや行動はおもしろく感じた。創作と説話の入り混じった新しい物語として読むのがいいのかも。全部大阪弁なので、読みにくい人は読みにくいと思う(苦笑)2016/06/17
紅花
1
いきなり「一寸法師」ではじまるんですけど、なんか終わり方が中途半端でそこがええねん。太閤秀吉はんが出て来る不条理な話もあるし、戦の話も出て来るし、人柱なんて話もでてきて、子供は色々考えるみたいだす。やっぱ昔話ええなぁ・・・2013/06/24