内容説明
「給付は薄く、負担は重く」という小泉医療構造「改革」の下、医療費の窓口負担は増え、病院の敷居も高くなった。厳しい医療費の審査が、患者に必要な治療も認めないかもしれない。国民の知らないところで行われている医療費をめぐるバトルを白日の下にさらす。
目次
序章 医療費の審査は厳しければ良いか
第1章 医療保険制度の概要と支払基金
第2章 審査はどのように行われるか
第3章 審査をめぐる攻防
第4章 国民医療の充実と審査
第5章 審査を民間に開放してもよいのか
第6章 審査を機械に任せてよいか
第7章 審査と審査機関のあるべき姿
補章1 医療保険制度の歩み
補章2 支払基金創設以前の審査と支払い
著者等紹介
橋本巌[ハシモトイワオ]
1941年鳥取市生まれ。1959年鳥取県立鳥取東高等学校卒業。同年鳥取県社会保険診療報酬支払基金入所。2001年大阪府社会保険診療報酬支払基金定年退職。この間、全国社会保険診療報酬支払基金労働組合中央執行委員長等歴任。現在フリーライター
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