感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
生ハム
5
春・夏・秋・冬・恋の五章立て。 少ない文字数でも、鮮やかな色彩を表現したり 実際のその場の空気を想像させたり そういう言葉遣いが素敵でした。 こういう繊細な言葉の良さを感じるには、 私は未熟なのです。著者はだいぶ年下ですが。 もっと感性磨きたい。 たまにドキッとくるぐらい、激しい内容の詩もあったりして。 短い言葉だけに、より想像がふくらみますね。 最後に、二つほど気に入った詩を。 手のひらの 溶ける雪にも なりたくて (冬の章・最後の詩) 君の本 栞を挟んだまま 返す (恋の章・五つめの詩)2012/09/29