ヴィヴァルディの生涯―ヴェネツィア、そしてヴァイオリンを抱えた司祭

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883035830
  • NDC分類 762.37
  • Cコード C0073

内容説明

各国の王侯貴顕もこぞって訪れたエンターテイメントの都、ヴェネツィア。ヨーロッパ最高の音楽が上演された劇場の奥では色事・賭け事が繰り広げられ、あらゆる快楽が充溢した唯一無二の地。その十八世紀ヴェネツィアのショービジネス界で「赤毛の司祭」とあだ名され、作曲家、演奏家、オペラ興行主としてライヴァルたちとしのぎをけずっアントニオ・ヴィヴァルディの最新評伝。

目次

結婚前の「親密さ」と「死の危険のある肺水腫」
青年期と音楽教育
施療院
サンチュリーニとガスパリーニの二重奏
フェデリコ四世と謝肉祭とヴェネツィア氷結
二年間の準備期間
劇場支配人ヴィヴァルディ
ヴェネツィアでのデビュー
『勝利したユディータ』とコルフ島の奪還
音楽とイメージ―標題コンチェルト
『当世流行劇場』
フィリッポ皇太子の礼拝堂楽長
ローマ滞在
教皇との謁見
ヴェネツィアへの帰還
『四季』
『海の嵐』、『喜び』、『狩』、その他
一七二六~二七の二年間、名義人とアンニーナ
家族の動静
舞台はヨーロッパ〔ほか〕

著者等紹介

フォルミケッティ,ジャンフランコ[フォルミケッティ,ジャンフランコ] [Formichetti,Gianfranco]
教員、フリージャーナリスト。イタリア百科事典協会文学分野執筆者。約20年前からリエーティ市文化関係評議員

大矢タカヤス[オオヤタカヤス]
東京大学文学部大学院修士課程修了。東京学芸大学名誉教授。主たる専門はバルザックを中心とする19世紀フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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NAGISAN

1
四季で有名なヴィヴァルディの生涯18世紀前半には有名であったがその後は忘れられ、第二次世界大戦後に復権。1678年ヴェネツイア生まれ、ミサの説教をしない赤毛の司祭→ヴァイオリン教師→オペラ作曲家→興行主。本書は、こうした伝記を裏付ける記述がなされているので興味深い。当時のイタリアでは、フランスの哲学的・文学的合理主義によって音楽の存在意義は言語によるテキストを伴うことー音楽劇が美的価値を持つーに影響を受け、音楽は感情を表現する力を持ち、自然界の諸現象を模倣できるとした。これは四季にも通じる。2024/04/28

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