内容説明
各国の王侯貴顕もこぞって訪れたエンターテイメントの都、ヴェネツィア。ヨーロッパ最高の音楽が上演された劇場の奥では色事・賭け事が繰り広げられ、あらゆる快楽が充溢した唯一無二の地。その十八世紀ヴェネツィアのショービジネス界で「赤毛の司祭」とあだ名され、作曲家、演奏家、オペラ興行主としてライヴァルたちとしのぎをけずっアントニオ・ヴィヴァルディの最新評伝。
目次
結婚前の「親密さ」と「死の危険のある肺水腫」
青年期と音楽教育
施療院
サンチュリーニとガスパリーニの二重奏
フェデリコ四世と謝肉祭とヴェネツィア氷結
二年間の準備期間
劇場支配人ヴィヴァルディ
ヴェネツィアでのデビュー
『勝利したユディータ』とコルフ島の奪還
音楽とイメージ―標題コンチェルト
『当世流行劇場』
フィリッポ皇太子の礼拝堂楽長
ローマ滞在
教皇との謁見
ヴェネツィアへの帰還
『四季』
『海の嵐』、『喜び』、『狩』、その他
一七二六~二七の二年間、名義人とアンニーナ
家族の動静
舞台はヨーロッパ〔ほか〕
著者等紹介
フォルミケッティ,ジャンフランコ[フォルミケッティ,ジャンフランコ] [Formichetti,Gianfranco]
教員、フリージャーナリスト。イタリア百科事典協会文学分野執筆者。約20年前からリエーティ市文化関係評議員
大矢タカヤス[オオヤタカヤス]
東京大学文学部大学院修士課程修了。東京学芸大学名誉教授。主たる専門はバルザックを中心とする19世紀フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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