内容説明
漢字とローマ字を中心に様々な表記法で書かれる台湾語を事例として、文字使用の多様性と規範化の有り様を用例の分析と書き手へのインタビュー調査に基づいて記述し、少数言語の文字化という問題に、社会言語学的視点から迫る。
目次
第1章 序論(初めに;研究の目的と位置付け)
第2章 台湾語とその表記(台湾の言語状況;台湾語の概要 ほか)
第3章 使用領域と文字(学校教科書;雑誌 ほか)
第4章 言語イデオロギーと文字(概念定義と調査方法;台湾意識 ほか)
第5章 結論(研究の結果と展望;終わりに)
著者等紹介
吉田真悟[ヨシダシンゴ]
1984年生まれ、神奈川県出身。東京外国語大学卒業後、海運会社での勤務を経て、一橋大学大学院言語社会研究科博士課程修了、博士(学術)。上智大学等非常勤講師を経て、現在は一橋大学大学院言語社会研究科専任講師。専門は社会言語学と台湾語研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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