出版社内容情報
ヴェネツィア元老院が画家ティントレットに発注したとする資料が伝わりながら、その存在が見失われていた天正遣欧少年使節の記念肖像画。400年を経てついに発見された、日本とイタリアの異文化の出会いが生んだこの少年像の制作プロセスの解明に、世界初公開に関与した美術史家が挑む。
序 章 5
第一章 一五八五年のヴェネツィア 17
第二章 《伊東マンショの肖像》の発見 54
第三章 少年使節の下絵素描のゆくえ 88
終 章 132
あとがき 146
引用資料原文 I
主要参考文献 VII
小佐野重利[オサノシゲトシ]
1951年生まれ。東京大学文学部助教授および教授を経て、2017年3月に同大学大学院人文社会系研究科教授を退職。
イタリア政府よりイタリア連帯の星騎士・騎士勲位章(2003年)、イタリア星騎士・コメンダトーレ勲位章(2009年)を受章。ミラノのアンブロジャーナ・アカデミー会員、国際美術史学会(CIHA)副会長、日本学術会議会員。
著書に『記憶の中の古代―ルネサンス美術にみられる古代の受容』(中央公論美術出版、1992年)、『旅を糧とする芸術家』(編著、三元社、2006年)、『死生学』第4巻(共編、東京大学出版会、2008年)、『西洋美術の歴史4;ルネサンス?』(共著、中央公論新社、2016年)、展覧会に『レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の肖像』(監修、TBS、2013年)、『ボッティチェリ展Botticelli e il suo tempo』(共同監修、朝日新聞社、2016年)など。
内容説明
日本とイタリア、異文化の出会いが生んだ肖像画。ヴェネツィア元老院が画家ティントレットに発注したとする資料が伝わりながら、その存在が見失われていた天正遺欧少年使節の記念肖像画。400年を経てついに発見されたこの少年像の制作プロセスの解明に、世界初公開に関与した美術史家が挑む。
目次
序章
第1章 一五八五年のヴェネツィア
第2章 『伊東マンショの肖像』の発見
第3章 少年使節の下絵素描のゆくえ
終章
著者等紹介
小佐野重利[オサノシゲトシ]
1951年生まれ。東京大学文学部助教授および教授を経て、2017年3月に同大学大学院人文社会系研究科教授を退職。イタリア政府よりイタリア連帯の星騎士・騎士勲位章(2003年)、イタリア星騎士・コメンダトーレ勲位章(2009年)を受章。ミラノのアンブロジャーナ・アカデミー会員、国際美術史学会(CIHA)副会長、日本学術会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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