出版社内容情報
もはや従来の固定的対応関係では説明し得なくなっていることばとアイデンティティの関係を、「新しい社会言語学」で討究する。都市化・流動化が著しく進む現代社会においては、もはや従来の固定的対応関係では説明し得なくなっていることばとアイデンティティの関係を、「新しい社会言語学」で討究する。
【特集 アイデンティティ研究の新展開】
〈序論〉第三の波の社会言語学におけることばとアイデンティティ(パトリック・ハインリッヒ/石部 尚登)
メトロリンガリズムとアイデンティティ?――複数同時活動と場のレパートリーの視点から(尾辻 恵美)
アイデンティティの語りと継承言語の位置付け――ある在日コリアン二世女性のライフストーリーのポジショニング理論分析(猿橋 順子)
1980年代のおきなわの若者のコミュニケーション?――その社会的スタイルとアイデンティティ(杉田 優子)
液状化する社会におけることばとアイデンティティ――イギリス、ドイツ、日本の比較(パトリック・ハインリッヒ)
特集をふりかえって――プロセスとしてのアイデンティティ(木村 護郎 クリストフ)
【コラム ことばと社会と美術】
ルネ・マグリット《イメージの裏切り》?(パトリック・ハインリッヒ)
【書評】
あべ・やすし(著)『ことばのバリアフリー――情報保障とコミュニケーションの障害学』(評者:森 壮也)
Sarah G. THOMASON, Endangered Languages: An Introduction(評者:岡村 健介)
Dick SMAKMAN and Patrick HEINRICH (eds.), Globalising Sociolinguistics:Challenging and Expanding Theory(評者:沓掛 沙弥香)
村田和代(編)『共生の言語学――持続可能な社会をめざして』?(評者:半嶺 まどか)
【連載報告 多言語社会ニッポン 】
琉球弧の言語 ? ユンヌフトゥバ ハタトゥティ カンゲーユルフトゥ〔与論の言葉の継承現場で考えること〕(菊 秀史)
移民の言語 ? 「パキスタンストリート」の多言語景観――承認、排除、そして共存へ(福永 由佳)
手話 ? 日本における手話言語条例制定の現状について(二神 麗子)
近刊短評
『ことばと社会』編集委員会[コトバトシャカイヘンシュウイインカイ]
目次
特集アイデンティティ研究の新展開(序論 第三の波の社会言語学におけることばとアイデンティティ;メトロリンガリズムとアイデンティティ―複数同時活動と場のレパートリーの視点から;アイデンティティの語りと継承言語の位置付け―ある在日コリアン二世女性のライフストーリーのポジショニング理論分析;1980年代のおきなわの若者コミュニケーション―その社会的スタイルとアイデンティティ;液状化する社会におけることばとアイデンティティ―イギリス、ドイツ、日本の比較;特集をふりかえって―プロセスとしてのアイデンティティ)
書評(あべ・やすし『ことばのバリアフリー―情報保障とコミュニケーションの障害学』;Sarah G.THOMASON,Endangered Languages:An Introduction;Dick SMAKMAN and Patrick HEINRICH(eds.),Globalising Sociolinguistics:Challenging and Expanding Theory
村田和代(編)『共生の言語学―持続可能な社会をめざして』)
連載報告 多言語社会ニッポン(琉球弧の言語17 ユンヌフトゥバ ハタトゥティ カンゲーユルフトゥ(与論の言葉の継承現場で考えること)
移民の言語6 「パキスタンストリート」の多言語景観―承認、排除、そして共存へ
手話9 日本における手話言語条例制定の現状について)
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