東ドイツ外交史―1949‐1989

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東ドイツ外交史―1949‐1989

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  • サイズ A5判/ページ数 714,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883033263
  • NDC分類 319.34
  • Cコード C1022

内容説明

占領下の厳しい冷戦のなか、ドイツを分断して1949年に誕生した東ドイツ。わずか40年の短命国家の外交の任務はつねに、国の存立の保障の確保にあった。たえず国家の「存在の不安」に悩まされていたからである。本書を通じて、ベルリン問題の本質がわかるし、ハンガリー動乱、ベルリンの壁の建設、「プラハの春」、ブラント政権の「新東方政策」、度重なるポーランド騒擾など、現代世界史の真相があらためて生々しく迫ってくる。

目次

第1部 国際的な承認以前の東ドイツ外交(1945/49‐1972)(構造と人物:五〇年代における東ドイツの外交機関;建国以前の外交の端緒;ソビエト指揮監督下の外交とドイツ政策(1949‐1955)
問題は相変わらず、存在感は増大する(1955‐1961)
持続と変化の間で:六〇年代における外交機関
新たな挑戦と変わらぬ目標との間で:六〇年代における東ドイツ外交(1961‐1969)
モスクワとボンとのはざまで:東ドイツと「新東方政策」(1969‐1972))
第2部 「基本条約」後の東ドイツ外交(1973‐1989)(七〇年代/八〇年代における東ドイツの外交機関;順応と自立の間で:ホーネッカー時代初期の東ドイツ交外(1973‐1981)
飛翔と転落:八〇年代における東ドイツ外交)

著者等紹介

ヴェントカー,ヘルマン[ヴェントカー,ヘルマン][Wentker,Hermann]
1959年ボンの生まれで、現在ライプツィヒ大学の近・現代史の教授であるとともに、「現代史研究所」のベルリン支部の所長を務めている。主にDDRの外交やドイツ・ドイツ間関係に関する、またソビエト衛星圏諸国に関する研究をしている

岡田浩平[オカダコウヘイ]
1937年生まれ。1967年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。1969年早稲田大学専任講師、1972年助教授、1978年教授。2008年停年退職。現在早稲田大学名誉教授。専攻は1933~1945年の間のドイツ亡命文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

22
原著は2007年刊。ベルリンの壁崩壊から30年、改めて東ドイツの国家としての興亡を外交の面から辿って見ると、東西冷戦の中で自国の存在意義をどのように模索し、もがいてきたかが分かる。東ドイツの外交は、①ソ連に対する特別な依存関係、②西ドイツとの体制競合、③自国の内部事情、これら三つの座標軸の間で動いていて、外交の展開余地も限定的にならざるを得なかった、時として限界を乗り越えようと試みる場面もあるが、自由裁量の余地は極めて狭かった。国内基盤の脆弱さを最後まで払拭できなかったのも終焉に繋がったようだ。2019/12/09

富士乙

1
冷戦の忌み子東ドイツが、外交という可能性の芸術に何を求め何を差し出したかというテーマを、700p近いボリュームで時系列的にまとめた良書。イデオロギーの為に資源を提供していた黎明期から末期の資源を求めるためにイデオロギーを差し出していた過程を綿密に書き上げられていて個人的に読了感がとてもよかったです。

Fumihiko Kimura

0
その外交も、常にソヴィエトの影響下にあった国が、ソヴィエト自体の凋落の結果、自身のコントロールを喪失していく様が丹念に描かれる。これは、長らく西側には相手にされず、アフリカや近東、南米で小さな成果を求めて窮屈な「外交」を展開し、ようやく「国家」として認知されはじめたころに、前記の状況に立至って、最後は地球上からなくなってしまった国家の一種の悲劇の記録かも。蛇足ながら訳者の手腕に敬意を。2013/11/24

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