内容説明
19世紀末、日本統治時代に台湾にわたった言語学者・小川尚義の台湾諸言語研究は、今なお、その輝きを失うことなく、大きな影響を与え続けている。本書は、各種雑誌に発表された短編論文を網羅し、小川の生涯を費やした比類なき丹念な研究活動の全貌を蘇らせる。
目次
蕃語研究の来歴
「キビシヨ」と云ふ語に就て
小川文学士ノ台湾土語発音法
台湾土語発音法(承前)
仮名遣ニ関スル調
鼠の説
厦門語族ニ就テ
厦門語族ニ就テ(承前)
仮名遣に就て
厦門語族に就て〔ほか〕
著者等紹介
林初梅[リンショバイ]
台湾生まれ。東呉大学外国語学部日本語学科卒業。1994年に広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。2007年に一橋大学大学院言語社会研究科言語社会専攻博士課程修了。博士(学術)。台湾省文献委員会(現在は国史館台湾文献館)研究員、日本社会事業大学・東京外国語大学・聖心女子大学などの非常勤講師、国立台湾師範大学台湾文化及語言文学研究所(Graduate Institute of Taiwan Culture,Languages and Literature,NTNU)助理教授、一橋大学客員研究員を経て、2011年より大阪大学言語文化研究科・外国語学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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