C.D.フリードリヒ―“画家のアトリエからの眺め” 視覚と思考の近代

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 258,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883031887
  • NDC分類 723.34
  • Cコード C1071

内容説明

ボイス、リヒター、バゼリッツ、キーファーら、現代ドイツの芸術家にとっていまなお重要なインスピレーションの源泉であり続けているフリードリヒの風景画の生成と受容を論じる。

目次

第1部 「独自」のロマン主義(“画家のアトリエからの眺め”;フリードリヒの「抽象」;リューゲン島の風景―自然、主体をめぐる言説;北方の風景―トポグラフィーとアイデンティティ;観照の美学から新しい美学へ)
第2部 再発見と受容(「ドイツ一〇〇年展」―フリードリヒの“再発見”とナショナル・ギャラリー(ベルリン)
メランコリーとロマン的イロニー―フリードリヒから今日のドイツ美術へ)

著者等紹介

仲間裕子[ナカマユウコ]
1953年、大阪生まれ。大阪大学大学院博士課程修了。立命館大学教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヤクーツクのハチコ

1
C・D・フリードリヒなる画家を今まで知らなかった。ハンマースホイにも似た画風に惹かれて読み始める。初めて絵画にもロマン派なるものがあったのかと知る。フリードリヒの時代や幾何学、建築学が強く出た作製方法などフリードリヒ本人に対する記述も興味深いが、のちの時代の受容についての研究も面白い。ドイツロマン派絵画は後のナチ時代にファシズム掲揚に利用されたため当のドイツ人があまり直視しようともしないという解説でだから今でもあまり美術展の主流にもならないくらいマイナーなのかと思ったり。「オークの森の修道院」見に行きたい2014/04/29

0
レポート作成用に図書館で借りました。新しい情報や少し横に逸れた情報が多く、面白かったです。現代の芸術家と絡めての解説も面白かった。もう少し分かり易い文章だとより良かったなぁと思いました。2014/02/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/27514
  • ご注意事項

最近チェックした商品