内容説明
発見から500年、この著名な古代彫刻をめぐり続けられてきた論争が、ここに決着する。
目次
ラオコーン―名声と様式(ラオコーンの変容;ブロンズ製のラオコーン;そのほかのラオコーン;係累学的研究;プリニウス『博物誌』第三十六巻―大理石の称賛;大理石製のラオコーン;主題と図式)
補論 一五〇〇年代の文献におけるラオコーンの反響(神話と像;発見に関する文書と書簡;詩―ローマとその他;ガイド・描写・論文;別のラオコーン像?;一五〇〇年代の複製)
ラオコーンの修復
著者等紹介
セッティス,サルヴァトーレ[セッティス,サルヴァトーレ][Settis,Salvatore]
ピサ高等師範学校校長。同校で美術史・古典考古学を教える。1994年から1999年にはロサンゼルスのゲッティ美術史人文学研究所所長。研究対象は古代美術史から古代以降の美術史、さらには文化方針・文化政策に及ぶ
芳賀京子[ハガキョウコ]
1968年大阪府生まれ。1994年ローマ第2大学留学(イタリア政府給費留学生)、1995‐97年在アテネ・イタリア国立考古学研究所大学院専門課程で古典考古学を専攻、1998年ディプローマ取得、1998‐99年ミュンヘン大学留学。2002年東京大学大学院で博士(文学)取得。2006年8月より東北大学大学院文学研究科美術史学講座助教授。専門は古代ギリシア・ローマの美術史および考古学
日向太郎[ヒュウガタロウ]
1965年神奈川県生まれ。1999年東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻博士課程修了。1994‐95年イタリア政府給費留学生、1994年から1996年までフィレンツェ大学文学部に在学。東京大学、一橋大学、相首都大学などで非常勤講師。専門は西洋古典学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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