作品とコンテクスト<br> クラーナハ“ルター”―イメージの模索 (新装版)

個数:

作品とコンテクスト
クラーナハ“ルター”―イメージの模索 (新装版)

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 122p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883031474
  • NDC分類 732.34
  • Cコード C0071

目次

第1章 クラーナハの前に準備されていたもの
第2章 クラーナハの最初の構想
第3章 多くの顔を持つルター
第4章 ルターのイメージをつくった人びと

著者等紹介

ヴァルンケ,マルティン[ヴァルンケ,マルティン][Warnke,Von Martin]
1937年、ブラジル生まれ。ミュンヘン、ベルリンで美術史、歴史、ドイツ文学を学ぶ。1964年、博士号、1970年、大学教授資格を得る。1971‐78年、マールブルク大学美術史学教授。1979‐2003年、ハンブルク大学教授。ハンブルクにあるヴァールブルク・ハウスの政治的図像解釈部門を率いる

岡部由紀子[オカベユキコ]
1948年、大阪生まれ。1979年、京都大学大学院博士課程修了(美学美術史学)。京都外国語大学教授。専門はドイツ美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zirou1984

32
クラーナハというのは語りにくい存在だ。ルネサンスの時代に反するかのようにゴシック的エロティシズムに溢れた絵画を製作しながら、市長や企業主を務める実業家的面も持つ。宮廷画家でありながら革命家ルターの友人でもあり、同時最先端のメディアである印刷術に対応した抜け目のなさも備えている。ルターの肖像画に焦点を当てた本作では、描かれること自体の政治性と宗教性に着目しながら、それが同時どのように機能していたを掘り下げている。ここでも明らかになるのはやはりクラーナハの意図や技法であり、彼の内心は見えてこないままなのだ。2016/12/30

しゅん

10
視覚情報というのはほんとに強烈に人を支配するもので、聴覚や嗅覚はとうてい敵わない。だからこそ、視覚を持たないが故にイメージに囚われることのない盲人は畏怖の対象となるのだろう。クラーナハが描いたルターの肖像の変遷は、イメージの支配力を熟知していた人間が製作の影にいることを示唆しているし、結果ルターは歴史上の人物として現代でも名を残す。クラーナハについて知ろうと思い開いた本だが、むしろ内面に後退し外の世界を無視するルターの在り方に興味を抱いてしまった。2017/01/07

tori

0
終始妄想と決めつめで客観的事実が示されない。推敲されていない学生の卒論を読まされているよう。2017/01/04

paxomnibus

0
おもしろいです。クラーナハの4枚の肖像版画を元にルターの業績を追うように読むこともできるし、彼の活動にその肖像がイメージ作りとしてどのように関わったかを知ることもできる。大切なのは16世紀当時における画家のあり方と、19世紀以降の近現代の芸術家の存在はまるで違うということを理解した上で各作品に接すること。画家をとりまく状況が今とまるで違うんだから、現在と同じ視点で評価してはいけないってことですね。そんな当たり前のことが、実はこの本が上梓されるまで「当たり前」とされていなかった事を知ったのが一番の衝撃でした2018/04/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/879201
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品