内容説明
男女関係が上手くいかないあなたへの処方箋。
目次
第1部 人ごみの中で(「らしさ」に縛られる男と女;女はなぜきれいに見えるのか;女はなぜ露出するのか ほか)
第2部 一つ屋根の下で(結婚しなくなった男と女;男はなぜ女を家に閉じこめておきたいのか;女はなぜ子供をかわいいと思えなくなったのか ほか)
第3部 ベッドの上で(性欲がこれだけ違う男と女;男はなぜ女をいかせようとするのか;女はなぜ何種類ものオーガズムを感じられるのか ほか)
著者等紹介
清宮多志郎[キヨミヤタシロウ]
1963年生まれ。臨床心理士(認定)。心理相談員(中央労働災害防止協会登録)。(財)日本心理学会会員。総合病院で心理臨床に従事するかたわら、2つの専門学校で心理学を講義している。ほかに、内外の医学論文をベースにwebサイト『Caccoのオーガズム研究室』を主宰、21世紀における男女の等身大の性のあり方について持論を発信している
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感想・レビュー
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烟々羅
8
題名の印象と違い、この本は "How to sex" の類いではない。ジェンダー論だ。まだ性差は文化・育ちによって押し付けられたものだという認識が主流だったころ、性差をもつ存在としてヒトが文化を作ってきたからこんな社会なんだという視点で書かれたもの。著者がカウンセラとして相談を受けながら一つずつ考えた内容が二十。 女性が読んで、男性である著者の言い訳と思う章もあるかもしれない。男性読者でも、女性を擁護しすぎていると思う章もあるだろう。ただ「こう違うから互いに認めたらうまくいくのではないか」と言ってるだけ2012/05/21